Colin Seeley Racer…and the rest

ハードカバー／W260×H290／カラー・モノクロ／英語／283p

本書は、J・クーパーやP・リード、J・サーティスなど、当時の一流ライダーに愛されたチューニング・メーカーの最高峰Seeleyの輝かしい歴史を、初期の開発時から紐解いた非常に資料的価値の高い一冊です。そのしなやかで屈強なフレーム誕生の背景には、マン島TTを中心としたレースフィールドと切っても切れない深い繋がりがありました。本書はその中でも60年代を一年毎に区切って解説しており、レース活動と合わせて進化の過程を細かく紹介しています。創業者のC・シーリーは、バイク・ショップを営む傍で本格的にサイドカーレース（G12 CSR）に精力を注ぎ、そのフィードバックを後の自社ブランドで大いに役立てました。250cc QAB、350cc 7R、500cc G50と、プロトタイプからMk3へと移り変わる模様や、North West 200、Ulster GPなど、この一冊で同社の歩んだ栄光の軌跡と60年代の世界GPをも掌握できる濃い内容に仕上がっています。更には特徴的なフレームの製作風景やC・シーリー自身の幼少期や私生活にも触れています。最後に70年代以降に興味がある方には表紙の違う第2弾をご購入ください。※此方は絶版古書となりますが比較的綺麗な状態を保っています。